【新唐人2015年11月17日ニュース】
中国・海南島で12月に開催されるミスワールド世界大会を前に、中国出身のカナダ代表、アナスタシア・リンさんが中国から入国を拒否されています。半世紀以上の歴史を持つミスワールド世界大会が不当な政治的圧力を受けることになるか、世界から注目を浴びています。
カナダ代表に選ばれた中国出身のアナスタシア・リンさん、いまだに入国の許可が下りていません。リンさんが、中国で開催予定の世界大会に参加できるかどうか が注目されています。
リンさんはインタビューで、中国共産党による人権侵害を厳しく批判し、自分と家族が当局から受けた圧力について話しました。
ミス・カナダ アナスタシア・リンさん
「私が優勝した初めの頃は、父親はとても喜びましたが、数日後に人権活動を直ちにやめるようメールを送ってきました。父親はメールで、警察が家に来て、人権活動をやめないと、文化大革命の時のように家が破壊されるのだと言いました」
もし、りんさんが今回の世界大会に参加できなくなると、カナダは史上初の、ミス・ワールド世界大会欠席となります。世界各地からも高い関心が寄せられており、カナダのナショナル・ポスト、イギリスのガーディアン 、ロサンゼルス・タイムズ、日本産経新聞、韓国中央日報、香港信報(しんぽう)、台湾のメディアなどでも報道されています。
ミス・ワールド機構のカナダチーフエグゼクティブによると、過去においてロンドン本部の招待状さえあれば、中国ビザを取得できましたが、今年からはビザ申請に中国の事務局からの招待状も必要だそうです。しかし、招待状は届いていません。
現在、リンさんのFaceBookにたくさんの支持者が応援のメッセージを送っています。人権と信念を追求するミス・カナダ、世界大会に参加できるか今後の進展に注目されます。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com.tw/b5/20151112/video/160096.html?(中国語)
(翻訳/吉田 ナレーター/佐藤 映像編集/李)